庭石の処分方法は?自分でできる方法や安全に安く済ませるコツを解説
庭を日本庭園風に仕上げ、和の雰囲気を演出するのに欠かせない「庭石」。ですが、庭をリフォームしたいと考えたときに、これまで置いていた庭石が邪魔になることもありますよね。そこで今回は、庭石を処分する方法について解説します。予算相場や業者に依頼する場合の流れについてもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
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大きな庭石を自分で処分する方法
ここからは、大きな庭石を自分で処分する方法をご紹介します。
粉砕して処分する
庭石を一般ゴミとして処分できるかは、自治体によってルールが異なります。一般ゴミとして出せる場合でも、小さく粉砕することが条件になっていることがほとんどです。庭石は、ハンマーを使用して叩き割る方法が基本ですが、硬度が高い石は、ハンマードリルとセリ矢と呼ばれる工具を用意する必要があります。大きな石を粉砕する作業は、根気がいるだけではなく危険も伴うため、できるだけ避けた方が無難です。
庭に埋める
庭にスペースがあれば、埋めてしまうのも1つの方法です。しかし、将来的に土地の売却を考えているのであれば、トラブルの原因になることもあるため注意してください。また、庭石を埋めた場所の周囲に木や花を植えると、根を張りにくく、成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
引き取り手を探す
インターネットオークションや交流掲示板などを活用し、引き取り手を探すのもおすすめです。珍しい形や石材のものは、高値で売却できるかもしれません。
しかし、インターネットを使った方法は、引き取り手が見つかる保証がないことや、石の移動を個人間で行わなければならないというデメリットがあります。庭石の大きさによっては、クレーン車や玉掛けの免許がいるため、難しい場合には無理せず専門の業者に依頼しましょう。
専門業者に引き取ってもらう方法も
庭石を自分で処分するのが難しい場合は、解体業者や造園業者などの専門業者に依頼しましょう。自分でクレーン車や専門の工具を用意するよりも、手間と費用を節約できる可能性があります。自分で石の粉砕や移動を行うと、思わぬ怪我やトラブルの原因になることもあるため、自信のない方は業者に任せてください。
専門業者に依頼する際の予算相場
庭石の処分にかかる費用は、1kgあたり40円から70円程度が相場です。ただし、金額を左右するのは、庭石の重さだけではなく、置かれている状況や大きさ、状態や石材の種類などによっても異なります。
見積もりを依頼する際は、石のサイズや模様、色、石がどこに置かれているかなどを正確に伝えましょう。また、クレーンなどを利用すると、さらに5万円程度の追加費用がかかり、プラスの人件費がかかることを覚えておいてください。写真をメールなどで送信することも可能ですが、細かな金額が知りたい方は、現地見積もりに来てもらうと安心です。
専門業者に依頼する際の流れ
専門業者に庭石の処分を依頼する場合、まずは電話やメールで問い合わせます。やりとりの中で作業内容の聞き取りがあるため、正確に答えましょう。業者によっては、直接庭を見にくる現地調査が行われることもあります。
庭の状況や石の状態から、見積もり額が算出されるため、納得した場合は契約を結んでください。あとは作業日を決めて、当日に作業が行われます。以上が大まかな流れですが、業者によって違いがあるため、まずは問い合わせて確認してみると良いでしょう。
自然に還すのは不法投棄になることも
自然といっても、海や川、山などには、所有者や管理者が存在しています。自然に還したつもりで人の所有地に無断で庭石を捨てた場合、廃棄物処理法に抵触して罪に問われるかもしれません。もちろん、田や畑、公園など、私有地以外に庭石を捨てることも法律違反になり、厳しく罰せられます。「知らなかった」では済まされないため、庭石の処分はルールを守って正しく行ってください。
庭石は業者に依頼すると安心
本記事では、不要になった大きな庭石を処分するための方法をご紹介しました。庭石は、個人で処分することも不可能ではありませんが、手間や安全性のことを考慮すると業者に依頼した方が安心です。自分で処分する場合、捨てる場所を間違えると不法投棄として罪に問われる可能性もあるため、ルールを守って処分を行いましょう。