庭の整地のやり方は?手順や失敗しないためのポイントを基礎から解説
整地は、庭を美しく保つために欠かせない作業です。しっかりと土台を作っていないと、芝を敷いても凸凹が目立ち快適さが損われてしまいます。そこで本記事では、庭の整地のやり方について解説します。手順や失敗しないためのポイントもお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むための時間:3分
整地作業を行わないことのリスク
ここでは、整地作業を怠ったときに生じるリスクを紹介します。
地面に歪みが生じる・へこむ
整地を行い地面を押し固めていないと、時間の経過とともに歪みや凹凸が生じます。雨水が溜まりやすくなったり、人工芝がよれてしまったりすることもあるため、整地はしっかり行いましょう。
雑草が生えてくる
防草シート仕上げをしていても、地面に凹凸があると、成長した雑草が隙間から出てくることがあります。雑草の手入れには手間がかかり、美観を損ねる原因にもなるため注意しましょう。
庭の整地を行うのに必要な道具
ここからは、庭の整地を行うのに必要な道具とそれぞれの用途を紹介します。
シャベル
シャベルは、土を掘り起こしたり、移動させたりするために使用する基本の道具です。掘るだけではなく、土を均すときや混ぜるとき、根を切断するときにも役立ちます。整地に使用するシャベルは、刃の部分に足をかけて、安全に体重を乗せられるものがおすすめです。
鎌・熊手
鎌や熊手は、小石や雑草、落ち葉などを取り除く作業に使用します。刈り取る物の性質に合わせて、鎌の刃のタイプを選びましょう。熊手は、鎌で刈り取った雑草や木、硬い茎などを集めるために使う道具です。
トンボ
トンボは、地面を均すための道具です。見た目はレーキと似ていますが、トンボは先端が平らな板状になっています。
ふるい
ふるいは、土の中から石やゴミなどの不純物を取り除くために使用します。細かい粒子の土のみを残すことで、整地後の地面が滑らかになり、植物の生育環境もよくなります。
整地作業の手順
ここからは、整地作業を行う際の手順を紹介します。
雑草や石を取り除く
まずは、庭から雑草や石を取り除きましょう。雑草がすぐに生えてこないように、根元から引き抜くことが大切です。これらの下準備を丁寧に行うことで、この後の作業がスムーズに進みます。
土を耕す
雑草や石を取り除いたら、シャベルなどを使って土を耕します。土を掘り起こし、土の塊を砕くようなイメージで、地面を柔らかくしていきましょう。作業中に見つけた土中の石や根も、しっかり取り除いてください。
地面を平らにする
レーキやトンボを使用して、土を均します。庭全体を同じ高さにするのではなく、水はけが良くなるようにやや勾配をつけましょう。へこんでいる場所を見つけたら、高さのある場所からスコップを使って土を移動させ、きれいに整えてください。
土を固める
土を均し終えたら、土壌をしっかりと固めます。大きめの板の上に乗って踏み固めたり、スコップなどを使って叩いたりする方法が一般的です。しかし、庭の面積が広い場合や、庭でスポーツを行う場合には、安定性を高めるためにも、転圧機やハンドダンパーを使用しましょう。
廃棄物を処理する
整地作業中に出た土や石は、正しい方法で処分しなければなりません。捨て方は、住んでいる自治体のホームページなどで確認しておきましょう。ゴミとして捨てられない場合は、業者やホームセンターに回収を依頼する方法があります。
雑草対策を行う
せっかく雑草を除去しても、種が飛んでくると再び生えてくるものです。防草シートを敷いて、雑草が生えてくるのを防ぎましょう。防草シートは、敷くだけで雑草の成長を阻害できるシートです。整地後の庭の美観を長期間保つためにも、雑草対策は必ず行ってください。
整地はプロに依頼するのがおすすめ
整地作業を自分で行うと達成感を得られますが、想像以上の時間と労力がかかるものです。また、土壌の状態を正しく見極めて、適切な方法で整地を行わなければ、水はけが悪くなる危険性や、庭の見た目が悪くなる可能性もあります。
道具を一から揃えたり転圧機をレンタルしたりすると、それなりの費用がかかるため、初心者の方は業者に依頼することをおすすめします。プロの業者に依頼すれば、効率的かつ確実に作業を進めてくれるため、時間と労力を大幅に削減できるでしょう。
DIYの整地作業は難易度が高め!
本記事では、庭の整地を行う方法を紹介しました。整地を行うためには、専門的な道具や知識、時間の余裕が必要です。自分で整地を行う自信のない方は、プロの業者に相談してみましょう。
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