家の建て直しやリフォームをする際に、物置の位置がイマイチで移動させたくなることもありますよね。移設の費用はさまざまな要因によって大きく左右されるため、事前に相場を確認しておくと安心です。本記事では、物置移設の費用相場と、移動を検討する際のポイントを解説します。

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物置移設の費用相場

物置を移動する際は、ほとんどが一度解体してからの再組み立てです。そのため、物置移設の費用は、解体や基礎の撤去工事、再組み立てと、それぞれの費用相場を合わせて考える必要があります。ここからは、物置の移設に必要な各工程の費用相場を解説します。

解体の費用相場

物置の解体費用の相場は、物置の大きさによって左右されます。

基礎撤去・処分費の相場

物置を移動した後、基礎を撤去して更地に戻す場合は、基礎撤去と処分費用が必要です。基礎がコンクリートブロックを置いた簡易的なものであれば、撤去費用はさほどかかりません。しかし、コンクリート土間になっていると、1.5平方メートルあたり約18,000円の費用がかかります。また、別途ガラや土砂の処分費がかかる場合もあるので、事前に業者へ問い合わせましょう。

再組み立ての費用相場

移設先で解体した物置を組み立てる際の費用は、小型から中型程度の物置で約20,000円～30,000円です。組み立て費用には、一般的にブロックの値段も含まれています。しかし、すでに水平の取れたコンクリート基礎がある場合は、多少コストを抑えられる可能性があるでしょう。

組み立て以外の工事費用の相場

物置の移設費用には、組み立て以外に以下の費用が必要となるケースがあります。

物置の移動を検討する際のポイント

物置移設を検討しているのであれば、以下のポイントも考慮しましょう。

• 費用対効果も考慮する
• 運搬距離によって移動方法を変える
• 無理に自分で移動させない

費用対効果も考慮する

物置を移動させる費用相場は、40,000円～50,000円程度です。物置の相場は大きさや素材によって異なりますが、コンパクトなものであれば、移設費用と同等の価格で新品を購入することもできるでしょう。また、物置の耐用年数は約20年と言われているため、古い物置を処分して新しい物置を設置した方が、コストを抑えられるケースもあります。物置の移動を検討している場合は、費用対効果も考慮しましょう。

運搬距離によって移動方法を変える

引っ越しなどに伴い、物置を遠方まで運ぶ場合に業者に依頼すると、距離に応じて高額になる傾向があります。そのため、状況によってはレンタカーで運搬した方が費用を抑えられるかもしれません。事前に業者に見積もりを取り、他の方法で運んだ場合の費用と比較して運搬方法を決めるとよいでしょう。

無理に自分で移動させない

僅かな距離を移設させる場合、業者に依頼せず自分で移動できないか考える人もいるでしょう。しかし、慣れない人が解体や再組み立てを行うと、作業ミスや倒壊につながるおそれがあります。解体せずに移動させた場合も、基礎の水平が取れておらず、転倒するリスクがあります。そのため、例え僅かな距離の移動や、小型の物置でも無理に移動させようとせず、業者に依頼することをおすすめします。

物置の移動は費用対効果も考慮して決めよう

物置を移設する場合、費用は物置の解体費、基礎撤去費、組み立て費の総合で決まります。また、ケースによっては、転倒防止工事費や運搬費が必要となることもあるでしょう。これらを含めると、物置の移設費用は約40,000円～50,000円が相場です。物置が古い場合や、簡易的なものであれば、新品を購入した方がコストを抑えられる可能性があるので、物置の移設を検討している場合は、費用対効果も考慮して決めましょう。