ブログ一覧


物置の地震対策方法とは?転倒防止策や工事のポイントを解説

地震対策として基礎にしっかり固定されている物置

 

物置は、さまざまな荷物を収納できる便利なアイテムです。しかし、地震や強風などで転倒すると、収納した荷物が破損したり、近くの建物や通行人に衝突したりと、思わぬ事故につながるおそれがあります。そのため、物置を設置する際は、地震などによる転倒対策が重要です。本記事では、物置の転倒対策方法と、対策のポイントを紹介します。

この記事を読むための時間:3分

物置の地震・転倒対策方法

物置の転倒対策方法は、以下の3つが挙げられます。

 

  • アンカーで固定する
  • ワイヤーを張る
  • 重い荷物は下に置く

アンカーで固定する

「アンカー埋め込み式工事」は、アンカープレートで物置を基礎や地盤に固定して止める方法です。固定する方法は、物置の下が土かコンクリートかによって異なります。地面の場合は、以下の方法で固定しましょう。

 

用意するもの

  • スコップ(大・小)
  • モルタル

 

固定方法

  1. 物置の四隅下に10cm~15cm程度の穴を掘る
  2. 物置にアンカープレートを取り付ける
  3. 穴にモルタルを流し込み固定する

 

下地がコンクリート基礎の場合の固定方法は、以下の通りです。

 

用意するもの

  • オールアンカー
  • コンクリート用振動ドライバー

 

固定方法

  1. アンカープレートを物置の四隅に取り付ける
  2. コンクリート用ドライバーで基礎に10cm~15cmの穴を開ける
  3. オールアンカーでプレートと基礎を固定する

ワイヤーを張る

ワイヤー工事は、物置の屋根の側面に強度の高いワイヤーをかけて、周囲の家屋やフェンス、地面とつなげて固定する方法です。アンカー工事ほどの強度はありませんが、簡単に施工できるため、台風や強風に備えて一時的に固定したい場合におすすめの方法です。

重い荷物は下に置く

地震が起きた場合、地面が上下左右に揺れます。その揺れに伴い、物置本体と内部の荷物も大きく揺れるでしょう。この時、重い荷物が高い場所にあると、重心が高くなり、転倒のリスクが高まってしまうため、注意が必要です。重量のある荷物はできるだけ地面に近い場所に収納しましょう。

 

また、物置の中にスチールラックなどを設置している場合は、地震の揺れでラックが転倒したり、収納物が落下してしまったりする恐れがあります。以下の方法でラック類を固定して転倒を防ぎましょう。

 

  • 転倒防止ベースを取り付ける
  • アンカーで固定する
  • 天つなぎ・背つなぎで固定する

物置の転倒を防ぐポイント

物置の転倒対策を万全にするためには、以下のポイント2つを意識しましょう。

 

  • 転倒のリスクがある場所への設置は避ける
  • 設置・転倒防止工事を業者に依頼する

転倒のリスクがある場所への設置は避ける

物置は、転倒しにくい場所へ設置することが大切です。以下の場所は転倒のリスクがあるため、設置は避けましょう。

 

  • 建物の屋上や崖の上など風を受けやすい場所
  • 土・砂利・芝生など地盤が安定しない場所

 

また、給湯器やエアコンの室外機に近い場所は、塗装が剥がれるおそれがあるため、避けた方が良いでしょう。

設置・転倒防止工事を業者に依頼する

物置の設置や、転倒防止工事を素人が行うと、設置に向いていない場所を見極められなかったり、対策が十分でなかったりする場合があります。安全に物置を使用するには、設置や転倒防止工事を専門業者に任せるとよいでしょう。

物置の地震・転倒対策は業者に依頼するのがおすすめ

物置の地震対策には、主に「アンカー固定式」と「ワイヤー固定式」の2つが挙げられます。転倒を防ぐには、物置の設置場所や、物置内に収納した荷物の置き方、棚の設置方法にも注意しましょう。これらの対策は、素人が行うと不十分である可能性があります。また、物置を設置したり、転倒対策の工事を行ったりする際に怪我をするリスクもあるので、専門の業者に依頼することをおすすめします。

プライバシーポリシー  /  特定商取引法に基づく表記      Copyright (C) 2024 株式会社スエマル. All rights Reserved.