遺品整理が進まない時はどうする?作業がつらい理由や対処法を解説
身近な人が亡くなった時は、相続人が遺品整理を行います。しかし、慣れない遺品整理は作業が思うように進まず、どうしたら良いか悩むこともありますよね。そこでこの記事では、遺品整理の作業が進まない理由と対処法を紹介します。
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遺品整理の作業が進まない理由
遺品整理の作業が進まない理由は、以下の3つが考えられます。
- 悲しみから立ち直れていない
- 手続きなど他にやることが多い
- 遺品整理の進め方がわからない
それぞれについて解説します。
悲しみから立ち直れていない
故人が亡くなった悲しみから立ち直れていないと、遺品を見ると思い出してつらくなり、作業が進まない場合があります。また、故人の愛用品を処分するというのも、思い出を捨てているようで悲しくなり、手が止まってしまう原因になるでしょう。
手続きなど他にやることが多い
人が亡くなると、葬儀の手配や死亡届の提出など、やることがたくさんあります。他にやることが多いと、遺品整理まで手が回らず、作業が進まない場合もあるでしょう。
遺品整理の進め方がわからない
遺品整理では、故人の住宅にある荷物を全て片付けなくてはなりません。遺品の量が多いと、何から手をつけたら良いかわからず、作業が進まない場合があります。また、作業中に残すものや捨てるものの基準がわからなくなるのも、手が止まって作業を中断する原因になるでしょう。
遺品整理の作業が進まない時の対処法
遺品整理の作業が進まない時の対処法を、4つ紹介します。
- 気持ちが落ち着くまで待つ
- 故人を思う大切な時間と考える
- 親族みんなで協力して行う
- 遺品整理業者に依頼する
気持ちが落ち着くまで待つ
故人が亡くなった悲しみにより作業が進まない時は、気持ちが落ち着くまで待ってみると良いでしょう。無理に作業を進めても精神的にも体力的にもつらいだけなので、まずは落ち着くまで待ち、気持ちに整理をつけるのが最優先です。遺品整理は時間を置いても大丈夫なので、少しずつ気持ちと向き合いながら進めていきましょう。
故人を思う大切な時間と考える
遺品の処分に抵抗を感じて作業が進まない時は、遺品整理に対する考え方を変えるのも対処法の一つです。遺品整理は「故人の愛用品の処分」と考えると罪悪感を抱いて手が止まりやすくなるので、「故人を思う大切な時間」と考えると、前向きな気持ちで作業を進めやすくなります。
また処分という行為も、故人の元へ遺品を送るための作業と考え、悪いことではなく故人のための時間にすると作業を進めやすくなるでしょう。
親族みんなで協力して行う
死亡後の手続きなどが多くて遺品整理の作業が進まない時は、親族みんなで協力して行うのも対処法の一つです。時間や手間のかかる遺品整理も、複数人で手分けすると一人にかかる負担が少なく、比較的短期間で作業を終えられます。また悲しい気持ちの時も、親族なら悲しみをわかってもらえるので、お互いに励まし合えるでしょう。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理のやり方がわからなくて作業できない時は、専門業者に依頼して代わりにやってもらうと良いでしょう。業者に依頼をすると、遺品の仕分けや処分、部屋の清掃など全ての作業を任せられるため、自分で行う手間がかかりません。また作業を全て任せると、遺品を見て悲しくなるなどの精神的負担も軽減できます。
遺品整理が進まない時は自分の気持ちと向き合いましょう
遺品整理の作業が進まないのは、悲しみから立ち直れていない、他のことで忙しいため作業できないなどの理由が考えられます。遺品整理が進まない時は、故人を思う大切な時間と考え、親族みんなで協力して作業をするのが望ましいです。しかし、悲しみはすぐに対処できるものではないので、作業が進まない時は焦らず、自分の気持ちとじっくり向き合う時間にしましょう。