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無人の実家でも火災保険は必要?火災保険の必要性と注意点を解説

上京して空き家になる実家

 

人が住んでいない実家を所有する方にとって、火災保険を継続するかどうかは悩ましい問題です。無人の家に保険料を払い続けることに対して「無駄」と感じる方も多いでしょう。ですが、無人の家であっても火災保険に加入する方がおすすめです。

 

本記事では、無人の家に火災保険が必要な理由と保険契約時の注意点、さらには火災保険以外に行える対策について解説します。大切な実家を守るためにぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

無人の実家でも火災保険が必要な理由

無人の実家に火災保険が本当に必要か疑問に思う方も多いかもしれません。しかし実際には、無人の家こそ火災保険が重要になる場合があります。ここでは、人が住んでいない家に対して火災保険をかける主な理由を3つ紹介します。

無人の家の方が火災や自然災害のリスクが高い

無人の家は定期的な管理が行き届かないため、火災や自然災害のリスクが高いです。たとえば電気系統の不具合や漏電によって火災が起こったり、経年劣化によって屋根や外壁が損傷したりすることがよくあります。さらに無人の家は空き巣や放火のターゲットになりやすいです。日頃のメンテナンスや迅速な対応が行えない分、このようなリスクをカバーできるように火災保険に入っておいた方が良いでしょう。

撤去・修繕費用が補償される

家屋が火災や自然災害で被害を受けた場合、その撤去や修繕には高額な費用がかかります。しかし火災保険に加入していれば、こうした費用の一部または全額が保証されるため、万が一の場合に経済的な負担を軽減できます。長期間放置された家屋は老朽化が進みやすく被害も大きくなりやすいため、補償があると安心です。

近隣住宅への被害に対して補償される

無人の実家で火災や倒壊などが発生して近隣の住宅に被害を及ぼした場合、その賠償責任は実家の所有者が負わなければなりません。火災保険には、他人の財産に対する損害賠償も含まれているため、近隣住宅への被害に対しても補償されます。

 

そのため火災保険に入っていれば、台風で屋根の一部が飛ばされて隣家の窓ガラスを割ってしまったという予期せぬ事故が起こった場合でも、高額な賠償金を支払うリスクを回避できます。

火災保険を契約する際の注意点

無人の実家に火災保険をかける際は、いくつかのポイントに注意しなければなりません。保険会社によっては、人が住んでいる「住宅」に比べて無人の「空き家」の方が、保険料が割高になることが多いです。だからと言って無人であることを正確に申告しないと、いざという時に保険金が支払われない可能性があります。

 

そのため火災保険を契約する際は、保険料が高くなるとしても、必要な情報を正確に伝えることが重要です。さらに保険内容をよく確認して、必要な補償範囲がカバーされているか必ず確認しましょう。

火災保険加入以外に検討すべき対策

火災保険に加入する以外に、施設管理賠償責任保険への加入や空き家の処分も検討してみると良いでしょう。施設管理賠償責任保険は、建物の欠陥や管理上の過失により第三者に損害を与えた場合の賠償責任をカバーしてくれます。

 

空き家の維持管理には、さまざまなリスクが含まれているだけでなく費用や労力もかかりかねません。そのため、将来実家を活用する計画がない場合は、家族間で十分に話し合った上で売却するのも一つの手です。もし無人の実家を保持するならば、安全性を高めるために以下のような対策を講じることが重要です。

 

  • 定期的な見回り
  • 火災報知器の設置
  • 電気設備の点検
  • セキュリティシステムの導入

無人の実家を守るために、火災保険の重要性を理解しよう

本記事では、無人の家に火災保険が必要な理由と保険契約時の注意点、火災保険以外にできる対策について紹介しました。無人の実家は思わぬリスクにさらされていることを理解した上で、適切な対策を講じることが重要です。無人の家に火災保険をかけるのは単なる出費ではなく、大切な実家と家族の財産を守るための投資だと考えましょう。

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