不要な庭石を小さく砕く方法は?DIYの具体的な手順や注意点を紹介
不要になった庭石を処分するために小さく砕きたいけれど、どのようにすれば良いか分からないとお悩みではありませんか?本記事では、庭石を小さく割る方法をご紹介します。必要な道具や服装、注意点も併せて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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庭石を割るのに必要な道具
まずは、庭石を割るのに必要な道具をご紹介します。
ハンマー
ハンマーとは、固いものを打ち叩くための金槌で、石を割るために必要な道具です。ハンマーの種類は、石の割れ目を広げるのに使う「平型ハンマー」、石を細かく割るための「槌型ハンマー」、角揃えや石割りなど幅広く活躍する「コヤスケ型ハンマー」などさまざまなものがありますが、あらゆるシーンに対応できるように、できるだけたくさんの種類を揃えておきましょう。
セリ矢
セリ矢とは、コンクリートや石を割ることを目的とした「くさび」のことです。ハンマーで叩いて徐々に深くまで差し込むことで亀裂を生じさせ、固い石を割ります。セリ矢と一口に言っても、材質や形状は製品によって異なり、使い勝手もさまざまです。固い石を割るのであれば鉄製を、柔らかい石を割るなら銅製のセリ矢を使うといったように、目的に合わせて使い分けましょう。
セットウ
セットウとは、コヤスケ型ハンマーなどを叩くための道具で、ハンマーに似ていますが一般的なハンマーよりも軽量です。セットウは、重みのあるハンマーと比較するとパワーは劣りますが、力加減をコントロールしやすいというメリットがあり、綺麗に仕上がります。
ハンマードリル
ハンマードリルは、コンクリートや石材に穴を開ける際に使用する電動工具です。ドリルピットと呼ばれる硬い刃が回転することで、穴を開ける仕組みです。開けたい穴のサイズに合わせて、ドリルピットの種類を選びます。
庭石を割るのに適した服装
ここからは、庭石を割るのに適した服装をご紹介します。
長袖・長ズボン
作業中は、怪我を負うリスクを最小限に抑えるため、肌の露出をできるだけ控えましょう。長袖と長ズボンを必ず着用して、怪我のないよう備えてください。
安全メガネ
石を割る際に飛び散った石のかけらや、粉塵が目に入ると危険です。失明や視力低下につながる危険性があるため、作業時には安全メガネを必ずつけましょう。
防塵マスク
ハンマードリルで石を削る際には、多量の粉塵が発生します。粉塵を吸うと呼吸器に悪影響を及ぼすため、極力吸わないためにも防塵マスクを着用しましょう。
手袋
意識終わるときには、常に怪我をするリスクがついて回ります。割った石やハンマーが手に当たった際、怪我を最小限に抑えるためにも、必ず手袋を着用してください。
安全靴
大きな石を割る場合、石の破片が足に落ちてくる危険性があります。つま先を保護するためにも、安全靴を履いて作業に臨んでください。
庭石を割る方法
ここからは、庭石を割る具体的な方法をお伝えします。
大きい石の場合
大きな石を割る場合は、ドリルで穴を開けた石にセリ矢を打ち込み、少しずつ切り込みを入れていきます。徐々に亀裂が入っていくので、分断できたら岩を引き剥がしましょう。重要のある石の場合は、分断できても引き剥がすことが難しいケースがあります。その場合は、重機を駆使して細かく分断するのが一般的です。
小さい石の場合
小さい石の割り方は、コヤスケやセットウなどを使って手作業で行います。割りたい部分にコヤスケの刃を当てて、その上からセットウで重みを加えることで石を砕きます。しかし、むやみにセットウを振り下ろしても、うまく割れないものです。石には「石目」と呼ばれる、割れやすい方向があるため、割る前に石の模様を必ず確認しておきましょう。
自信のない方は業者に依頼すると安全
本記事では、庭石を小さく割る方法をご紹介しました。安全に庭石を割るためには、それなりの道具や服装が必要でお金もかかるものです。また、十分な技術と知識がなければ、どれだけ注意していても怪我をすることがあります。大きな石を割らなければならない場合は、業者に相談するのも1つの選択肢であることを覚えておきましょう。