庭木の根っこを除去する方法は?放置するリスクや依頼時のポイント
庭の木を伐採したはいいものの、残った根っこをどうしようかお悩みではありませんか?庭に残った根っこや切り株は、さまざまなリスクをもたらすため、早めに除去することをおすすめします。そこで今回は、庭木の根っこを除去する方法をお伝えします。業者に依頼する場合のポイントも併せてご紹介するので、ぜひご覧ください。
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庭木の根っこを放置するリスク
ここでは、庭木の根っこを放置するリスクをご紹介します。
ケガの原因になる
木の根っこを残したままにすると、地面が凸凹状になるため、足を引っ掛けたりぶつけたりして怪我をする可能性があります。特に子供が庭で遊ぶ際には大変危険なので、早めに対処してください。
再成長する
庭木の根っこを放置すると、いつの間にか再成長して根を張り続けます。周囲の植物の成長に悪影響を及ぼす可能性があるため、早めに取り除きましょう。
配管に悪影響を及ぼす
庭の地中には配管が埋設されていますが、放置した根っこが成長し続けると、配管に絡まったり配管内に侵入したりして、水の流れに悪影響を及ぼすことがあります。さらに、根の絡まりがひどくなると、配管の破損につながる恐れもあるため、十分に注意しましょう。
悪臭や害虫問題を引き起こす
シロアリなどの害虫は、枯れた木やじめじめした場所を好みます。そのため庭木の根っこを庭に放置していると、腐敗して悪臭を引き起こすだけでなく、シロアリが発生する原因にもなるのです。
シロアリが繁殖するとやがて家にまで侵入し、家の柱や床下を食い尽くされてしまい、最悪の場合、地震などの衝撃により倒壊する危険性も生じます。家屋の安全性を保つためにも、庭は風通し良くきれいに保たなければなりません。
庭木の根っこを除去する手順
庭木の根っこは、細いものや広がりがまだ小さいものであれば、自分で除去することができます。
1.シャベルを使って、切り株や大きな根っこの周りを掘りましょう。
2.根が広がっている方向に沿い、シャベルで土を掘り進める
3.切り株の側面から出ている根をノコギリで切断する。
4.切り株の下から出ている根をノコギリで切断する。
5.切り株を下から持ち上げて引き抜く。
6.穴を埋めたら作業完了です。
自分でできるとはいっても、怪我のリスクがある作業で体力も使うため、無理をしないよう心がけてください。
庭木の根っこ除去は業者に依頼することも可能
ノコギリの扱いに自信のない方や力仕事が苦手な方、手間をかけたくない方は、業者に依頼をしましょう。抜根作業に慣れている業者に依頼すれば、早急に対応してもらえるはずです。根の取り残しが心配な方も、プロの手に任せた方が良いでしょう。
業者に依頼する際のポイント
ここからは、業者に依頼する際のポイントをお伝えします。
費用相場を知っておく
余分なお金を取られないためにも、おおよその費用相場を知っておきましょう。抜根作業の費用相場は、幹回りが30cm以下など細い場合で8,000円〜10,000円程度、30cm〜50cmのもので10,000円〜30,000円ほど、50cm〜80cmのものは25,000円〜50,000円前後が相場です。ただし、抜根の難易度や重機を使用するかどうかによっても、費用は前後しますし、掘り起こした根や幹の回収費用がプラスされることもあります。
見積額が相場よりも高すぎる場合はもちろん、安すぎる場合も後から多額の追加料金が発生する可能性があるため、判断は慎重に行ってください。
悪徳業者を避ける
悪徳業者を選ぶと、思わぬ金額を請求されるばかりか、作業のクオリティが低いことも珍しくありません。最悪の場合、地中の配管などに影響が及ぶこともあるため、誠意を持って作業に取り組むプロの業者を選びましょう。ホームページをチェックしたときに、自社の情報が異常に少なかったり、料金設定が曖昧だったりする場合には要注意です。
抜根できないケースがあることも理解しておく
土の中の環境や根っこの広がり方によっては、抜根できないケースがあることも理解しておきましょう。例えば、根が張り巡らされている範囲が広く、排水管や建物に絡み付いている場合は、抜根することで、排水管や建物にダメージを与える可能性があります。
そのようなケースでは、時間をかけて、薬剤を使う方法で対処するのが一般的です。抜根作業をできるだけ簡単に済ませるためにも、根が広がる前にプロの業者に相談しましょう。
庭木の根っこを除去して、快適な庭を作ろう
本記事では、庭木の根っこを除去する方法をご紹介しました。元々の木の大きさや根の張り具合によっては、自分で除去することも不可能ではありません。しかし、怪我をしてしまったり根っこが残ったりするリスクを考えると、業者に依頼する方が安心です。庭木の状態を見て、ぜひ慎重に判断してください。