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空き家がゴミ屋敷状態に!起こり得るリスクと対処方法を解説

一部が倒壊した空き家

 

ご自身で管理されている空き家や近所にゴミ屋敷があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。現在全国で増えている空き家問題で特に重大といわれているのが、ゴミ屋敷となった場合の対応です。今回は、放置された空き家はなぜゴミ屋敷になりやすいのか、具体的にはどのようなリスクがあるのかを詳しく紹介します。空き家を管理されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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空き家がゴミ屋敷になる原因

空き家がゴミ屋敷状態に陥る原因は、大きく分けて次の二つに分類されます。

もともとゴミ屋敷状態だった

家主が亡くなったり、家を離れる前からゴミ屋敷化しているケースです。近年では家主の高齢化や認知機能の低下により、自らの力でゴミを処分できなくなることが原因となっている場合も少なくありません。

管理者がいなくなりゴミ屋敷になった

家主が家を離れ空き家が放置されることによって、管理の目がなくなることで起きるケースです。空き家となった建物が不法投棄や遊び目的のたまり場になり、家具や家電製品などの大型ゴミをはじめ、家庭ゴミが置かれるといった問題が起きやすくなります。

ゴミ屋敷の空き家がもたらすリスク

ゴミ屋敷は、放置すればするほどリスクが増えていきます。特に危険とされるものには次のようなことがあるので、チェックしておきましょう。

火災

ゴミ屋敷化した空き家は、火災のリスクが非常に高くなります。可燃性の高いゴミが多く積み重なることで、わずかな火元からでも燃え広がってしまうのです。また、古い電気設備や放置された化学物質が反応する可能性がある環境になってしまっているのも火災の一因になります。

 

空き家の場合一度火が付くと気付かれにくく、廃材や大量なゴミの蓄積が火の拡大を促し、大規模な被害に繋がるため深刻な問題のひとつです。

悪臭・害虫

ゴミ屋敷になった空き家からは、食品の腐敗・動物の死骸・カビの発生などが原因で強烈な悪臭が発生します。悪臭は近隣の住環境に悪影響を及ぼすだけでなく、ネズミやゴキブリ、ハエなどの害虫も引き寄せるのです。これらの害虫は衛生問題をさらに悪化させ、病原体の媒介にもなり得ます。

治安の悪化

放置されたゴミ屋敷は、不法侵入の対象となり得ます。ホームレスが住み着いたり、薬物の使用や犯罪行為の隠れ蓑とされる事態も実際に確認されている問題です。これにより、地域全体の治安が悪化し、住民たちの不安の種となります。また治安の悪化は、不動産価値の低下を引き起こす要因となる可能性もあるでしょう。

倒壊の危険

ゴミ屋敷化した空き家は、積み上げられたゴミの重量や圧迫により建物の構造を損傷させることがあります。特に雨水が浸入しやすくなり、木材の腐食や金属の錆が進行すると、建物の安定性が損なわれ倒壊の危険が高まっていくのです。倒壊のリスクは、近隣住人や通行人に被害を与える恐れもあるため、早急な対応が必要になります。

放置が続くと行政代執行が下される場合も

空き家がゴミ屋敷状態となり、所有者が適切な対応を取らない場合、自治体による行政代執行が行われることもあるでしょう。最初は問題の調査が行われ、その後、改善のための指導や勧告を言い渡されます。応じない場合、最終的には行政代執行によって自治体が強制的に撤去や解体に介入し、その際発生する費用は土地の所有者が負担することになるのです。

ゴミ屋敷になった空き家の対処法

ゴミ屋敷の問題に直面した場合、最も効果的な解決策は専門の清掃業者に依頼することです。プロの手であれば、最短1日で家の中のゴミをすべて除去し、きれいな状態に戻すことができるでしょう。自治体によっては補助金制度もあるため、事前にチェックし清掃にかかる費用を削減できるか確認してみてください。

ゴミ屋敷の空き家にはリスクがたくさん

空き家がゴミ屋敷状態になると、安全面・健康面をはじめとした多くのリスクが生じます。こうした問題を未然に防ぐためには、早期の対応が必要不可欠です。自分自身で手に負えない場合は、自治体や専門業者と協力して、適切な措置を講じていきましょう。

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