解体工事に立ち会いは必要?現地調査のメリット・デメリットを解説
解体工事をする時は、業者に依頼をして取り壊しを進めます。しかし、工事中は施工主もその場にいた方が良いのか、わからない場合もありますよね。そこでこの記事では、解体工事には立ち合いが必要か、メリット・デメリットも合わせて解説します。
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解体工事に立ち合いは必要?
解体工事では、立ち合いが絶対に必要なわけではありません。契約後は業者に全て任せて、解体後に敷地を確認するだけでも大丈夫です。しかし、立ち合いをした方が業者とのコミュニケーションが取りやすく意思疎通できるので、安心して工事を任せるなら同行した方が良いでしょう。
解体工事に立ち会うメリット
解体工事に立ち会うメリットを、4つご紹介します。
- 要望の食い違いを防げる
- 工事の進め方を確認できる
- 料金の追加を防げる場合がある
- 業者のマナーや態度がわかる
要望の食い違いを防げる
解体工事では、建物の解体だけでなくカーポートやフェンスの撤去なども細かく業者に指示できます。しかし、契約時の話し合いだけでは業者に希望の内容が伝わりにくく、指示した工事と違う結果になる場合もあります。現場に立ち会うとこうした食い違いを防げるので、要望通りの工事になりやすいでしょう。
工事の進め方を確認できる
立ち合いをすると、工事の進め方も確認できます。どのくらい進んだか、予定通りに終わりそうかなども確認できるので、より安心して作業を任せられるでしょう。また、不安なことやわからない部分も同行するとその場で質問できるため、疑問を解消しながら建物の解体ができます。
料金の追加を防げる場合がある
解体工事では、追加で作業が必要になり、見積もり時の料金より高くなる場合があります。しかし、業者の中には追加で作業してないのにしたと言い張り、料金を上乗せする悪質業者もいるため注意が必要です。立ち合いをすると本当に料金の追加が必要か、作業前に業者に説明してもらえるので、追加料金の発生を防げる可能性があります。
業者のマナーや態度がわかる
業者の中には、ゴミやタバコのポイ捨てをする、近隣住民への配慮をしないなど態度の悪い作業員もいます。立ち合いをすると施工主が側で見ているので、作業員もきちんとした態度でいることが多いです。また、万が一態度が悪い場合も、責任者に伝えると作業員の変更や指導をしてくれることがあります。そのため、業者の態度が気になる場合も立ち合いをすると良いでしょう。
解体工事に立ち会うデメリット
解体工事に立ち会うデメリットを、2つご紹介します。
- 時間がかかる
- 遠方の場合は負担が大きい
時間がかかる
建物の解体には数日かかるため、全ての工事に立ち会うのは時間がかかります。また、工事は昼間に行うので、日中に仕事をしている人も長時間立ち会うのは難しいでしょう。もしも時間の都合により立ち会えない時は、契約時に入念な工事の確認をして要望の食い違いなどが起こらないようにするのが大切です。
遠方の場合は負担が大きい
空き家が遠方にある場合は、移動の負担が大きいため立ち会いが難しいです。もしも遠くて現場に来るのが難しい場合は、契約時に入念な話し合いをするとともに、図面などで要望を明確に伝えるようにしましょう。
解体工事の立ち会いは状況に応じて行いましょう
解体工事の立ち合いは、絶対に必要なわけではありませんが、同行すると業者とコミュニケーションが取れるので、要望の食い違いを防ぐことはもちろん、追加料金の発生を防げる可能性もあります。しかし、立ち合いには時間がかかり、遠方の場合は来るのも大変なので、その場合は契約時に希望をしっかり伝える必要があります。現場に立ち会うかは人それぞれなので、ご自身の状況に合わせて行いましょう。