物置や小屋の解体費用の相場は?コストを抑えるポイントも解説
不要になった物置や倉庫を処分する際、解体工事を行うケースがありますよね。物置や小屋の解体費用は、材質や土台などによって異なるため注意が必要です。そこで本記事では、物置や倉庫、小屋の解体費用の相場を紹介します。また、コストを抑えるコツも解説するので、解体工事を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。
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物置・倉庫・小屋の解体費用の相場
物置や倉庫、小屋の解体費用の相場を紹介します。
木造倉庫 |
15,000円~25,000円/坪 |
木造物置 |
15,000円~25,000円/坪 |
鉄骨倉庫 |
20,000円~30,000円/坪 |
プレハブ小屋 |
20,000円~30,000円/坪 |
物置の解体費用に影響する要因
物置や倉庫の解体にかかる費用は、以下の要因によって左右されます。
- 材質
- 土台
- 劣化の度合い
- 広さ
- 周辺の状況
材質
物置や倉庫の材質は、費用を大きく左右する要因です。鉄骨は硬く、解体に手間と人員が必要となるため、費用が高くなる傾向にあります。
土台
土台撤去の有無も、費用に大きく関係しています。プレハブ小屋や木造の物置は、基礎がしっかり造り込まれている場合が多く、強固な土台は一般的な建物の解体と同じように費用を計算するケースも多いです。一方スチール製の物置は、簡単に土台を撤去できるので、費用にあまり影響しません。
劣化の度合い
劣化が進んでいる物置や倉庫は、作業中に崩れる恐れがあります。また、部品がサビていたり、脆く壊れやすい状態になっていたりと、慎重にならざるを得ません。そのため劣化が進んでいると、費用も比例して高くなりがちです。
広さ
物置や小屋の面積が広いほど、解体に多くの時間と手間が必要となるため、費用が高くなります。また、解体後に発生する廃材も増えるので、処理費も高額になりがちです。
周辺の状況
物置や小屋の周辺状況も、解体費用を左右する要因です。重機が入りにくい場所は、解体を全て手作業で行わなければなりません。すると、人員と作業時間を増やす必要があるため、解体費用は高くなります。また、近隣との距離が近い場合も重機での作業が難しく、騒音や粉じん対策が必要となるため、費用がかかりがちです。
物置の解体費用を安くするコツ
物置の解体費用を抑えるコツ4つを紹介します。
- 物置の残置物を事前に処分しておく
- 業者の繁忙時期を避けて依頼する
- 大型重機が使えない場合は小型重機にする
- 補助金制度を利用する
物置の残置物を事前に処分しておく
物置の中に荷物が残っていると、スムーズに作業が行えません。残置物が多かったり、処分に手間がかかったりする場合、追加で撤去費用を求められるケースもあります。荷物は事前に運び出しておき、不要な家具家電や粗大ゴミなどは、あらかじめ処分しておきましょう。
業者の繁忙時期を避けて依頼する
一般的に、解体業者の繁忙期は11月~3月といわれており、この時期は人材確保が難しくなるため、費用がかかりがちです。特に2月~3月は依頼が集中しやすく、予約が取りにくくなるデメリットもあります。物置の解体を業者に依頼する場合は、4月~9月がおすすめです。
大型重機が使えない場合は小型重機にする
大型重機が入れない現場では、手作業になるため、費用がかかりがちです。しかし、小型重機が使用できれば、費用を抑えられる可能性があります。大型重機の使用が難しい場合は、小型重機を保有している業者を選びましょう。ただし、重機をレンタルやリースしている業者は、レンタル・リース代が加算されるので注意が必要です。
補助金制度を利用する
倉庫や小屋を解体する際、自治体から補助金を受け取れるかもしれません。補助金の支給には、一定の条件を満たす必要があります。また、条件は自治体ごとに異なるため、事前に問い合わせておきましょう。
コツを押さえて物置や小屋の解体費用を安くしよう
物置や倉庫の解体費用は、材質や広さ、劣化度合いや周辺の状況によって、大きく左右されます。事前に残置物を処分しておく、繁忙期を避けて依頼する、補助金制度を活用するなどして、解体費用を抑えましょう。