アパート経営をやめたい!スムーズに処分するための手順と注意点
アパート経営は、大変になったからといってすぐにやめられるものではありません。入居者とトラブルを起こさないようにしたり物件を好条件で売却したりするには、適切な手順を踏むことが重要です。本記事では、アパート経営をやめる際の具体的な手順と注意点について詳しく解説します。複雑な手続きをできるだけスムーズに進められるように、今回紹介する内容を参考にしてください。
この記事を読むための時間:3分
アパート経営をやめる際の手順
アパート経営をやめたいと思っても、具体的に何をすればいいのか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、アパート経営をやめるために行うべきことをご紹介します。大まかな流れは以下の通りです。
- 不動産会社を探す
- アパートの処分方法を決める
- 入居者へ報告する
- サービスの解約手続きを行う
- 廃業届を出す
不動産会社を探す
アパート経営をやめるには様々な手続きが必要なため、管理会社や不動産会社など専門家からアドバイスを受けながら進めると良いでしょう。アパートの処分方法を提案してもらったり必要な費用の見積もりを出してもらったりと、経営をやめる上で必要になる情報が得られます。手数料や実績、口コミなどを比較して、信頼できる不動産会社を見極めましょう。
アパートの処分方法を決める
アパート運営をやめる場合、建物や土地をどのように処分するのか決める必要があります。処分方法には、建物と土地を一緒に売却する以外に、更地にして土地だけを売却したり他の活用法に変えて売りに出したりする方法があります。また、アパート以外の用途に変えた後、自ら利用することもできます。
建物と土地を一緒に売却する場合、解体費用や立ち退き料がかからないため予算を十分に確保できない方にはおすすめの方法です。ただし、新しい買い手がつきにくいというデメリットがあるので注意してください。できるだけスムーズに売却したい場合、費用はかかりますが更地にしたり駐車場やトランクルームなど新しい活用法に変えたりしてから売りに出した方が良いでしょう。
入居者へ報告する
アパート経営をやめる場合、入居者への報告が欠かせません。オーナーチェンジ物件として売却する場合でも、入居者に対しては、経営の終了日や必要な手続き、注意事項などをできるだけ丁寧かつ明確に伝えることをおすすめします。もし、建物を取り壊す予定があり入居者の立ち退きが必要な場合は、6ヵ月前までには通告をしなければなりません。
また、個別で交渉を行うなどして、双方が満足できる金額で立ち退き料を支払う必要があります。入居者からの疑問や相談には丁寧に対応して、不安をできるだけ解消できるようサポートしてあげましょう。
サービスの解約手続きを行う
経営をやめてアパートも使用しないと決まったら、電気・ガス・水道、インターネット回線などオーナーが契約していたサービスの解約手続きを行う必要があります。手続き時には、解約する日付や必要な書類などについても確認しておきましょう。また、入居者への影響を最小限に抑えるためにも、適切なタイミングで解約してください。
廃業届を出す
開業届けを出してアパート経営を行っていた場合は、やめる時も廃業届を出さなければなりません。廃業日から1ヵ月以内に廃業届を税務署に提出することで、事業の終了を正式に宣言することができます。
やめる時は専門家に相談しながら進めるのがおすすめ
本記事では、アパート経営をやめる際の具体的な手順と注意点について解説しました。アパート経営をやめる際は、専門家からのアドバイスを受けながら慎重かつ計画的に進めることが重要です。
具体的な手順としては、まずアパートの処分方法を決めてから入居者に通知を行います。その後、各種サービスを解約し、廃業届を提出します。オーナーだけでなく入居者にも大きな影響がある手続きであるため、コミュニケーションを大切にしながら丁寧に進めましょう。
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