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解体工事業者の選び方!探し方のポイントと依頼する際の注意点を解説

解体工事業者

 

建物を取り壊す時は、解体工事を請け負っている業者に依頼します。しかし、何を基準に業者選びをすれば良いのか、気をつける点はあるのかなどわからない人も多いですよね。そこでこの記事では、解体工事業者選びのポイントや依頼時の注意点を解説し、万が一トラブルに巻き込まれた時の対処法もご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

解体工事を業者に依頼する流れ

解体工事を業者に依頼する流れは、以下の通りです。

 

  1. 業者を選ぶ
  2. 業者と契約する
  3. 解体工事を行う
  4. 工事後の手続きをする

業者を選ぶ

解体工事を依頼する時は、まず業者選びをします。建物の取り壊しを請け負う業者は複数あるので、いくつか候補を見つけて現地調査と見積もり依頼をします。業者選びで失敗すると、希望の工事にならなかったり高額請求されたりする可能性もあるので、複数の業者を比較して慎重に選びましょう。

業者と契約する

依頼先を決めたら、工事業者と本契約を進めます。契約時には、契約金額や工事日程、工事の要望など細かい部分も決めるので、わからないことがあれば質問しましょう。また、業者から工事の届出提出やライフラインの停止をお願いされる場合もあるので、着工前までに済ませる必要があります。

解体工事を行う

契約が済んだら、諸手続きなどを済ませて解体工事を行います。作業自体は業者に任せて大丈夫ですが、要望が上手く伝わっていない可能性もあるので、初回は立ち合いをすると希望の工事になりやすいです。また、立ち会うと追加料金の発生を防げる場合もあるため、なるべく同行すると良いでしょう。

工事後の手続きをする

工事終了後は、施工主が「建物滅失登記」の申請をします。手続きは解体後1ヶ月以内と期限が決まっており、過ぎると法律違反になる可能性もあるので注意しましょう。

解体工事業者選びのポイント

解体工事業者を選ぶ時のポイントを、9つご紹介します。

 

  • 解体工事の専門業者を選ぶ
  • 会社概要がわかりやすい
  • 見積書の内容がわかりやすい
  • 工事の説明がしっかりしている
  • 許可証取得や事業者登録をしている
  • 損害賠償保険に加入している
  • 担当営業の態度が良い
  • 連絡がスムーズにできる
  • 複数業者の料金を比較する

解体工事の専門業者を選ぶ

解体工事は「建設業許可証」を持っている業者であれば、どこの会社が行なっても問題ありません。しかし、普段から解体工事をメインに行なっていない業者は、作業がスムーズでなかったり料金が高かったりする場合があるため、なるべく解体を専門に行なっている業者を選ぶのがおすすめです。

会社概要がわかりやすい

解体工事の業者を選ぶ時は、公式サイトで会社概要がわかりやすいかチェックするのも大切です。

 

  • 所在地や連絡先が明記されていない
  • 代表取締役が誰かわからない
  • 事業内容が記載されていない

 

上記のように会社概要がしっかり書かれていない場合は、悪質業社である可能性もあるので注意しましょう。

見積書の内容がわかりやすい

解体工事の見積書では「平家 解体」「フェンス 撤去」など項目ごとに内容を分けて記載するのが一般的です。しかし、中には「解体業務一式」のようにまとめて記載する業者があり、これでは何にいくらかかるのかわかりません。この場合、手数料が加算されていたり、要望が伝わっていなかったりする可能性もあるので、見積書がわかりやすいか必ず確認しましょう。

工事の説明がしっかりしている

解体工事では、工事内容をしっかり説明してくれるかも大切です。どんな流れで作業するか、何日程度かかるのかを書面できちんと説明してくれる業者なら信頼関係も築きやすく安心して任せられます。また、工事の説明があやふやな会社は、しっかりと工事をしてくれない悪質業社である可能性が高いので注意しましょう。

許可証取得や事業者登録をしている

解体工事をするには「建設業許可証」を取得しているか、「解体工事業登録」を行なっている必要があります。どちらも取得や登録をしていない場合は、違法に解体工事をしている可能性があるので注意しましょう。

損害賠償保険に加入している

解体工事では、重機の使用により事故が発生する危険もあるので、業社は損害賠償保険に加入しているのが一般的です。しかし、中には保険料を節約するために加入していない業者もいます。保険未加入ではトラブル発生時に施工主が責任を負うことになり、高額な賠償金が課せられる可能性もあるので、必ず保険に加入している業者を選びましょう。

担当営業の態度が良い

業者選びでは、担当営業の態度が良いかも大切です。対応が悪い担当では、コミュニケーションが取りにくく、要望と違う工事になったりトラブルになったりする可能性があります。そのため、しっかり話を聞いてくれて、話し方も丁寧でわかりやすい営業がいる業者を選びましょう。

連絡がスムーズにできる

解体工事業者を選ぶ時は、連絡の取りやすさも大切です。問い合わせても返事がない、連絡が遅過ぎるなどの業者は、コミュニケーションが取りにくく、予定していた工期より長引く可能性があります。そのため、解体工事では連絡がスムーズに取れる業者を選びましょう。

複数業者の料金を比較する

解体工事業者を選ぶ時は、1社に絞るのではなく、複数業者に見積もりを依頼して料金を比較するのが大切です。工事費用は業者ごとに差があるため、比較すると業者が選びがしやすくなるでしょう。また、他業者の見積書は価格交渉の材料になるため、依頼時に少し安くしてもらえる可能性があります。

解体工事業者に依頼する時の注意点

解体工事業者の注意点

 

解体工事業者に依頼する時は、以下の3つに注意しましょう。

 

  • 工期の遅延
  • 近隣住民への配慮
  • 廃材の不法投棄

工期の遅延

解体工事では、天候不良や他の依頼との兼ね合いにより、作業が遅延する場合があります。しかし、工事が長引くと近隣住民の迷惑になるため、トラブルにならないよう説明をしに行かなくてはなりません。また、解体後に建て替えを考えている場合は、新築工事の日程も調整する必要があります。そのため、遅延する時はすぐに連絡をもらえるよう業者に伝え、工期もある程度余裕を持つと安心でしょう。

近隣住民への配慮

解体工事をする時は、騒音や振動が発生するため、近隣住民とトラブルになる可能性があります。問題が起きると今後の関係にも影響するので、トラブルを防ぐためにも事前に挨拶回りをして説明するのが大切です。また、念の為、業者にも住民に配慮してもらうよう伝えてから、工事を進めてもらいましょう。

廃材の不法投棄

解体工事で出た瓦礫などは、産業廃棄物として業者が適切に回収・処分します。しかし、中には廃材を不法投棄する悪質業者もいるため注意しなくてはなりません。業者として良くないことはもちろん、施工主の責任になる可能性もあるので、不法投棄を発見したらすぐに契約破棄などを行うのが大切です。

解体工事業者とトラブルになった時にすること

解体工事業者とトラブルになった時にすることを、2つご紹介します。

 

  • 消費者センターに相談する
  • 弁護士を通して話し合う

消費者センターに相談する

解体工事業者とトラブルになった時は、すぐに消費者センターに相談しましょう。無料で相談でき、契約解除やクーリングオフなどの説明もしてくれるため、トラブルを対処できる可能性があります。

弁護士を通して話し合う

消費者センターだけでトラブルを解決できない場合は、弁護士に相談する必要があります。工事のトラブルに詳しい弁護士なら、知識や経験が豊富で問題も解決しやすいでしょう。しかし、弁護士への依頼料は高額なので、最終手段として利用するのがおすすめです。

解体工事業者は慎重に選びましょう

解体工事業者を選ぶ時は、会社概要がわかりやすく、許可証取得や事業者登録をしているきちんとした会社を選ぶのが大切です。また、中には損害賠償保険に加入していなかったり、廃材の不法投棄をしたりする悪質な業者もいるため注意しなくてはいけません。トラブルを防ぐためにも、解体工事業者は慎重に選びましょう。

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