戸建てを建て替えるときの手順とかかる期間の目安を詳しく解説!
家を建て替えるには、多くの時間と費用がかかるものです。建て替えを決めてから完成するまでに1年以上かかることもあることから、長期的にスケジュールを組んでいく必要があります。そこで本記事では、戸建てを建て替える際の手順と期間について解説します。手順と期間の目安を知ることで、スムーズに建て替えを進められるでしょう。
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戸建てを建て替える際の手順と期間
戸建てを建て替える際は、手順と期間を確認し、計画的に進めていく必要があります。一般的な手順と期間は下表の通りです。
手順 |
かかる期間の目安 |
①建て替える時期を決めて計画を立てる |
1ヶ月~1年 |
② 建築会社を決める |
|
③ 住宅ローンの申込をする |
|
④ 解体業者を決める |
1ヶ月 |
⑤ 仮住まい先を探し決定する |
1~3ヶ月 |
⑥ 仮住まい先へ引っ越す |
|
⑦ 解体工事をする |
2週間~1ヶ月 |
⑧ 地盤調査・地盤改良を依頼する |
1日~1週間 |
⑨ 新築工事が始まる |
5~8ヶ月 |
⑩ 新居完成後に引き渡しと登記手続きを行う |
1日 |
⑪ 新居へ引っ越す |
1日 |
①建て替える時期を決めて計画を立てる
まずは、建て替える時期を決めて計画を立てていきます。建て替えにはおよそ1年かかるので、季節や家族のスケジュールなども考慮しなくてはいけません。地域によっては天候によって工期が変動することもあります。また、建て替えにかけられる予算や費用の捻出方法など、費用面についても考えておきましょう。
②建築会社を決める
建築会社を選定する際は、信頼性や実績、予算に合ったプランなどから検討しましょう。複数の会社から見積もりを取り、比較検討を行ったうえで決めることがおすすめです。現在住んでいる家と同じ会社で再度建築することにより、割引が受けられる場合もあります。
③住宅ローンの申込をする
建て替えには多額の費用がかかるため、住宅ローンの申込手続きを行いましょう。金融機関との打ち合わせ、ローンの審査を受けたあと、条件を確定させて融資契約を結びます。住宅ローンを選ぶ際は、次の点をよく考えて決めましょう。
- 金利タイプ(変動金利や固定金利)
- ローンの種類(民間ローンや公的ローン)
- 団体信用生命保険の保障内容
- 諸費用(手数料や保証料)
- 返済方法(元利均等返済や元金均等返済)
④解体業者を決める
建て替え前に現在の建物を解体しなくてはいけません。解体業者は、建て替えを依頼する建築会社から紹介してもらえることもあります。かかる費用や実績等を確認し、信頼のおける解体業者を選定しましょう。解体業者が決まったら、解体工事の計画や費用、スケジュールなどを打ち合わせます。
⑤仮住まい先を探し決定する
解体や新築工事中は一時的な仮住まいが必要です。家族の生活スタイルや交通の便などを考慮して適切な仮住まい先を決めましょう。ただし、仮住まいの入居期間は半年から1年間と短期になるため、短期入居可能な物件は探しにくい傾向にあります。仮住まい先は時間に余裕をもって探し始めると安心です。
⑥仮住まい先へ引っ越す
建築工事が始まる前に、仮住まい先に引っ越します。引っ越す際には、ライフラインや公的な手続きを忘れないようにしましょう。引越し先でスムーズに生活を始められるように、期限までに手続きをしてください。また、荷物の保管場所の確保も必要です。仮住まい先に荷物を置く充分なスペースがない場合は、引越し業者の荷物一時預かりサービスやコンテナのレンタルなどを利用するといいでしょう。
⑦解体工事をする
建物の解体工事を行います。解体工事は、一般的な木造2階建ての家では1~2週間ほど、鉄骨・鉄筋コンクリートの家では3週間~1ヶ月ほどかかります。解体工事中は近隣の住民に迷惑をかけることもあるので、事前に工事の旨を伝えましょう。
⑧地盤調査・地盤改良をする
新築工事前に地盤調査を実施し、必要に応じて地盤改良工事を行います。地盤調査には半日~1日、地盤改良が必要であっても2~3日で終わるでしょう。
⑨新築工事が始まる
地盤の状況や設計図に基づき、新築工事が始まります。建築構造や規模によって異なりますが、戸建住宅の新築工事は、着工から竣工まで5~8ヶ月ほどかかる場合が多いです。
⑩新居完成後に引き渡しと登記手続きを行う
新築工事が完了すると、建築会社から新居を引き渡されます。引き渡しの際に、必要な登記手続きや書類の受け渡しが行われます。
⑪新居へ引っ越す
最後に、新築された住まいへ引っ越しです。家財道具の移動や生活環境の整備を行い、新しい生活を始めます。新居へ引っ越す際は、近隣住民への挨拶を忘れないようにしましょう。
建て替えの手順を踏んでスムーズに進めましょう
建て替える際にはさまざまな手順が必要です。どの工程にどれくらいの期間がかかるのか、いつから準備しなくてはいけないのかを把握し、スムーズに進めていきましょう。
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