戸建ての建て替えで古材を再利用しよう!注意すべき4つの点を解説
建て替えをする際、旧居の古材を再利用できないかと思う方も多いですよね。結論からいうと、建て替えの際に再利用できるものはいくつかあります。そこで本記事では、建て替えで再利用できるものをいくつか紹介します。あわせて、再利用する際の注意点についてもお伝えするので、古材の再利用を考えている方は参考にしてください。
この記事を読むための時間:3分
建て替えで再利用できるもの
建て替えの際に再利用できる古材はいくつかあります。
- 床・梁・柱・天井板
- ガラス
- キッチン本体
それぞれの特徴や注意点などを解説します。
床・梁・柱・天井板
建て替えで再利用可能な建築材料として、床、梁、柱、天井板が挙げられます。木材は時間が経つと乾燥し、密度が増すことで強度が向上する性質があるため、再利用可能です。しかし、悪条件下では木材は腐敗し、強度が低下する可能性もあります。そのため、再利用で使える木材は、適切な保守やメンテナンスが行われていなければなりません。
再利用の仕方は、寸法を直して新しい材料と合わせて使われたり、柱を板材として利用されたりとさまざまです。新しい家のポイントとしてうまく活用すれば、より愛着の湧く住まいとなるでしょう。
ガラス
建て替えの際には、ガラスを再利用することも可能です。昔使われていたガラスのなかには、現在では貴重なものもあります。例えば、手延べガラスや型版ガラスなどは、現在日本製の手作りのものはほとんど手に入りません。そのような貴重なガラスが残っていた場合は、再利用するといいでしょう。ただし、強度は強くないので、室内や小窓といった部分的な取り入れ方がおすすめです。
キッチン本体
建て替えの際には、キッチン本体を再利用できます。ただし、建て替えまでのキッチンの保管場所やその後のメンテナンス費用などを考えると、余計に費用がかかるかもしれません。また、キッチン本体を再利用する場合は、間取りやレイアウトに縛りがでてしまいます。これらのデメリットも考慮したうえで、再利用を検討してください。
再利用する際の4つの注意点
古材を再利用する際は次の4つに注意しましょう。
- 古材の状態を確認する
- サイズが合うか確認する
- 保管場所を確保する
- 最適な業者を選定する
古材の状態を確認する
再利用する際には、古材の状態をよく確認することが大切です。腐食や割れ、歪みなどの損傷があると、再利用後、構造や安全性に影響を及ぼす恐れがあります。再利用可能かどうかは見た目では分からないこともあるので、プロの目でしっかり確認してもらいましょう。
サイズが合うか確認する
再利用する古材が、新しい建物で必要なサイズや寸法に適合しているかも重要なポイントです。サイズが合わない場合、加工や修正が必要になるため、追加のコストや手間がかかる可能性があります。事前にサイズを検討し、適切な古材を選択しましょう。
保管場所を確保する
古材を再利用する際は、保管する場所を確保しなくてはなりません。適切な保管条件が確保されていない場合、古材が損傷してしまう恐れがあります。そのため、湿気や直射日光、害虫などから保護された場所で保管し、必要に応じた対策を講じることが必要です。
最適な業者を選定する
古材を再利用して建て直したい場合は、対応している最適な業者を選びましょう。古材の再利用には高度な技術が必要です。業者を選ぶ際は、費用のほかにも過去の実績や口コミを参考にするといいでしょう。
古材を適切に再利用して建て替えを検討しましょう
柱や梁、ガラスやキッチン本体など、建て替えの際に利用できる古材はさまざまです。古材を使うことによって、旧居の思い出をそのまま残せたり、新居のアクセントになったりします。古材を再利用する際は、状態やサイズの確認をし、最適な業者に建て替えを依頼しましょう。